【新唐人2014年10月14日】香港の学生が真の普通選挙の実現を求めて始めた「雨傘運動」は世界各地から支持されています。香港で育ったサンフランシスコ在住のチャンさんは、忙しい学業の合間を縫って、香港の雨傘運動現場を訪れ、6昼夜を共に闘いました。
アメリカで生まれて香港で育ち、17歳の時にアメリカに戻った21歳のヘイウッド・チャンさんは、現在サン・マテオ大学に通っています。雨傘運動を応援しようと、香港を訪れました。
サン・マテオ大学学生 Heywood Chanさん
「香港には住んでいませんが、香港の民主主義を望んでいます。人間の基本的な権利だからです」
チャンさんは雨傘運動の現場で、6昼夜を学生たちと共に過ごしました。
サン・マテオ大学学生 Heywood Chanさん
「睡眠時間は非常に少なく、合わせて20時間未満です」
香港警察が市民や学生に暴力を振るうデモ反対者を放任するのを目にして、チャンさんは心を痛めました。しかし、暴力や罵声を浴びせられても、学生たちはとても理性的だったといいます。
サン・マテオ大学学生 Heywood Chanさん
「スピーカーの電源を入れる時、よく間違って音楽再生になったりします。ハッピー・バースデーの歌が流れます」
スピーカーから偶然流れたハッピー・バースデーの歌が、学生らを妨害しようとした「セントラル占拠反対者」を退治しました。それ以来、妨害者が現れると、皆一斉にハッピー・バースデーの歌を歌うようになりました。
サン・マテオ大学学生 Heywood Chanさん
「だから皆はそれならいっその事、誕生日の歌で、立場の違う人に対処しようと考えたのです」
香港の若者の平和かつ理性的な態度は、世界からも高く評価されました。
サン・マテオ大学学生 Heywood Chanさん
「学生たちや参加者たちの誰かがいつも自主的にゴミを片付け、現場をきれいにしていました」
雨傘運動が香港経済に悪い影響を与えているとの一部メディアの報道について、チャンさんは自分の見解を述べました。
サン・マテオ大学学生 Heywood Chanさん
「現場付近の店を応援するよう呼びかけるポスターが貼ってあります。彼らが経済的に損失を受けないようにし、商売を続けられるようにするためです」
香港の民主主義を望むチャンさんは、香港の雨傘運動現場で6昼夜を共に闘い、10月9日にアメリカに戻りました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/10/11/a1145361.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)